BGC駐在日記

フィリピンのフォート・ボニファシオ(BGC)での生活の記録です。

下町のナポレオン

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通勤時の風景、BGC の通りの名前は数字

火曜日。今日は日本も営業日なので、次から次へとメールが来て忙しい。今日は日本に残してきた仕事を中心に片づける(片付かない)。

「そういえば」という風に、私の隣の席の、陽気なフィリピン人スタッフのMが、私をオフィスのパントリー(食料庫兼給湯室)に案内し、その使い方を事細かに説明する。パントリーには、インスタントコーヒーやインスタントジュース、紅茶、調味料などが各種取り揃えられていて、全て自由に飲食していいと言う。朝は食パンも支給されるらしい。冷水と温水の出るウォーターサーバーも置いてある。金曜日は昼食が提供されるし、食べ物に関しては福利厚生が充実しているようだ。Mは、祖父母のどちらかが日本人という話を聞いたことがある。日本語も、流暢ではないが十分に意思疎通ができる。その彼が、「僕専用なんですけど…」と、大きなふりかけのタッパを見せてくれた。スタッフ全員が自由に使えるものらしいが、フィリピン人にはふりかけをかける習慣がないらしく、Mしか使わないようだ。「じゃあ今度使わせてもらうよ」と言っておく。実際、フィリピンのお米はそのままだと味気ないので、ふりかけがあれば随分助かるような気がする。

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パントリーのコーヒー、砂糖、ミルクなど(一部分)

夜、残業をしているとH社長がデスクにやってきて、食事に誘ってくださったので、High Street の「南蛮亭」で夕食。焼き鳥を中心にたらふく食べる。フィリピンの日本風居酒屋には、必ずと言っていいほど(?)ボトルキープのサービスがあるようで、H社長はあちこちの店に焼酎をキープしている。この店では「いいちこ」だった。下町のナポレオンである。久しぶりに飲んだな、いいちこ。会社の話とか、普段の生活の話とか、奥様の話などをして、2 時間ほどで退店。結構な量の焼き鳥が残ってしまったので、お土産としてドギーバッグに詰めてもらう。夜食にでもしなさいとのこと。一度火を通した焼き鳥だし大丈夫だろう、ということで、冷蔵庫に入れておいて明日のお弁当にしよう。ありがたや。