BGC駐在日記

フィリピンのフォート・ボニファシオ(BGC)での生活の記録です。

スターバックス、スターバックス

土曜日。ようやく週末。と言っても、それほど 1 週間を長く感じたわけではないけれど。初めてのフィリピン滞在の、前半半分が過ぎた。早いような気もするけれど、ブログで振り返ると、それなりに色々あって、期間相応な気もする。昨日の帰宅が遅かったのと、日頃の疲れもあって、11 時頃に起床。特に決まった予定はないので、今日は BGC の中での行動範囲を広げることに使う。

昨日の夜、フィリピンの危険性というものについてEと話し合った時、BGC のすぐ周辺にもスラムがあり、近づくと時には攻撃されることがあるのだと聞いた。お金を取る目的だったり、単に酔っ払って絡んできたり、ということだ。銃を持っていることもあるという。一般的にスラムの家はとても小さく、20 平方メートルくらいではないか、とのこと。本来そこに住む権利を持っているわけではなく、勝手に住み着いている、というのが実情のようだ。「今度見てみるといい。しかし、あくまでさりげなくね」とEが言うので、SM Aura に行く途中、教えられた場所を恐る恐る眺めてみると、確かにごちゃごちゃと、今にも壊れそうな建物が所狭しと並んでいる。ただ、話から私が想像した程、一つ一つの家は狭くない。これは、そう見えるだけかもしれない。どこからどこまでが「一つ」なのかが分からないので。

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両替屋「SANRY'S」、両替レートが良いらしい

SM Aura に入っているドラッグストア「Watsons」で、保湿クリームとヘアジェルを購入。Watsons は、BGC の至る所で見かけるチェーン店だ。普段使っているジョンソン&ジョンソンの保湿クリームが見つからない(これはどのドラッグストアでも見つからない)ので、仕方なくヴァセリンのものを買う。200 ml で 132 ペソ(280 円)。ヘアジェルは、日本でも使っていたギャッツビーのものが売っていた(表記はすべて日本語)ので、それを購入。142 ペソ(300 円)。やや安い気がする。

昼食は SM Aura のフードコートで済ませようかと思っていたが、もう 14 時過ぎだというのに人が一杯で座れなさそうだ。フィリピンのフードコートでは客のマナーが悪く、食事で出たごみを片付けない人も多い。席が空いていると思えば、大量のゴミがテーブルに乗っているということがよくある。当然、そうでない人の方が多いのだろうが、今の日本ではあまり見ない光景だ。仕方ないので、Market! Market! に移動して、そこで食事を取ることにする。途中、両替屋(Money Changer)の「SANRY'S」に寄って、2 万円を 9,460 ペソに両替する。先週は 9,580 ペソだったので、やや円安ペソ高。

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Market! Market! の MOSHI KOSHI

Market! Market! のフードコードも混んでいる(そして汚い)。どうしたものかと思っていたら、うどん・そば屋の「MOSHI KOSHI」が妙に空いている。割と日本食はこちらで人気のようだが、ここはそうでもないのか。メニューの中で一番小麦粉が使われていなさそうな肉そばを注文。230 ペソ(480 円)。日本と同じ感覚の値段、同じような味だった。人の多いここで、ゆっくり食べられるなら中々良いと思う。潰れないでほしい。

食事を済ませて、今度はオフィスに向かう。仕事があるわけではなく、単に忘れ物をしただけだ。オフィスに行くと、上司のAさんが独りで仕事をしていた。土曜まで出勤とは、中々大変なようだ。私も仕事が大量に残っているのだから、そのくらい頑張るべきだと思うが、中々ね…。気力が続かない。用事を済ませて、Aさんに別れを告げてオフィスを出る。

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スタバのカップ、"Ken" とスマイルマークが書いてある

夕方はひたすら、BGC 外縁を歩いて、どこに何があるかを把握する。もしもの時のために、大病院である「セント・ルークス・メディカルセンター」にも行って、病院の中を歩き回ったりもした。病院の中にもスターバックスがある。BGC は、本当にどこに行ってもスターバックスだらけだ。今日だけで 10 軒近くを通り過ぎている。マクドナルドやファミリーマートを含め、あらゆるチェーン店の中で一番多いのではないだろうか。そんな中、客が少なくてゆっくりできそうなスターバックスを見つけたので、そこに入ってイングリッシュブレックファスト・ティー・ラテのトールを、豆乳・シロップ抜きで作ってもらう。155 ペソ(325 円)。薄くて余りおいしくない。そして、変な甘さがある。調整豆乳の甘さだろうか? まぁ、ティー・ラテの味は日本のスターバックスでも店舗によって、というか、担当者によってばらつきが大きいので、それだけでフィリピンのスターバックスに失望したりはしない。それを飲みつつ、このブログを書いたりする。

ところで、フィリピンにに限った話ではないと思うが、スターバックスのような、注文が出来上がってから客が呼ばれるような店では、呼び出しのための名前を聞かれることが多い。日本のように、番号札を渡すところもあるが、逆に言えば、それ以外では名前を聞かれる。私はいつも「Ken」と言うことにしている。これはまず聞き間違えられることがないし、どの国に行っても「名前」だという風に認識されるからとても便利だ。日本人の一般的な名前だと、その発音やスペルを説明するのに苦労するだろうから、こういった場合の自分の愛称(Tom とか Mary とか)を決めておくといいかもしれない。別にそれは偽名でもいいのだから。

 BGC の外縁部分もそれなりに色々発見があった。基本的に、薄着の若い女の人が一人で歩いている範囲までは安全だろう、という見当をつけて、行けそうな範囲ギリギリまで行ってみたりした。ただ、別にそちら方向に見るべきものがあるわけではないので、早々に引き返してきたが。中々スリリングな日常だ。

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生野菜を大量に食べられる店「SALADSTOP!」

夕食は、High Street の端にあった「SALADSTOP!」で、ひたすら野菜を食べる。サラダだけで腹を満たそう、みたいなコンセプトらしいので、大量の野菜を食べたい時には便利そうだ。当然、お腹の満たされ具合に比べて、料金が高く感じるだろうけれど。なんとなく、意識が高そうだ。この SALADSTOP! も、BGC の他の場所でも見かけた。今回は、"BIG BIRD" というレシピの決まったサラダを頼んだ。375 ペソ(790 円)。サラダの具を一つ一つ選択してサラダを作ることもできるが、日本語でも面倒そうなのに、英語でそれをやるのは苦痛だ。

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ケール、セロリ、アボカド、リンゴ、ブドウ、チキンが入った「BIG BIRD」

測ってみたところ、今日は 10 km くらい歩いたようだ。途中で休んだりもしているので、特に疲れはない。家に帰ってシャワーを浴び、妻と LINE 通話をして、昨日見て回ったコンドミニアムの良し悪しについて相談する。来週、またいくつか物件を見られるといいなぁ。